今回は、会社紹介シリーズとして、埼玉県ふじみ野市にある川越事業所内に、併設されているカフェ「カフェ場」についてご紹介します。カフェの成り立ちから運営、厨房でのパンづくりのようすなど、店長へのインタビューも織り交ぜながら、お届けします。
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川越事業所って何しているの?
カフェの紹介の前に、そもそも「日清紡マイクロデバイスの川越事業所って何しているの?」と思われている方もいらっしゃると思います。
当社は国内に9つの拠点を持ち、海外にはアジア地域を中心にヨーロッパ・アメリカにもオフィスや工場を構えています。
そのうち、川越事業所は、生産開発拠点として常に1,000名以上の従業員が、電子デバイス製品やマイクロ波製品の研究開発と製造を担っています。
そんな川越事業所には、他事業所に比べ、福利厚生施設が特に充実しており、福利厚生のための建物、”厚生会館”があります。
その厚生会館が2018年8月1日に、リニューアルオープンしました。
1階には本日ご紹介するカフェと、軽食や日用品を販売するミニコンビニ、2階には、当社自慢の高音質オーディオデバイス(MUSES)をベストな空間で体験いただけるオーディオルームや、ランチミーティングや懇親会など多様な用途で使えるマルチルーム、そして労働組合事務所が併設しております。
屋根には太陽光発電システムも搭載しており、災害時の防災拠点にも使えます。
厚生会館の内部
お客様へのオ・モ・テ・ナ・シの場として、また従業員の集い・憩いの場所として、多くの人が厚生会館を利用しています。
今回はそのなかで、社員にも人気のカフェ、”カフェ場”について紹介したいと思います。
カフェ場の入り口
"カフェ場"という名前の由来は。。。
ところで、なぜカフェの名前が、横文字のオシャレな名前ではなく、漢字がまざった「カフェ場」になったのでしょう?
一見、「カフェ場」って安直につけた名前に思われますよね?ところが、これには、実は秘密があるんです。
名前の由来は、工場にあるカフェだから、「カフェ+工場」。
カフェの「ェ」と工場の「工」をかけあわせて『カフェ場』という名前に決まりました。へ~、そうなんだ、ですよね。
カフェ場のロゴをよ~く見ると、カフェのェが通常より少し大きくなっているのがわかります。
そして、遠く遠くから、みると、カフェ工場にもみえるような気が。。。
”ェ”が大きめのロゴ
※ちなみに、真ん中にある”107”という数字は、建物の番号が107楝だからです。
なお、カフェ場の営業時間は、平日(月~金)の 7:30から18:00までで、土日祝は定休日になります。
工場は交替勤務制で土日祝も稼働するため、社員食堂については土日祝も営業しています。
支払方法は、社員証か電子マネーで、基本的にキャッシュレス決済のみ対応しています。
本格的なパンとコーヒーが楽しめるカフェ場
では、そんなカフェ場ではどのようなものが提供されているのでしょうか?
今回、カフェ場の店長をされている小林さんにカフェの運営やメニューづくりなどについて取材させていただきました。
お名前:コンパスグループ・ジャパン株式会社(以下コンパス)の小林 沙央里さん。 お仕事:カフェ店長だけでなく、管理栄養士も兼任し、社員食堂のメニュー作成・監修にも関わられているそうです。 ご趣味:舞浜にある"夢の国"が大好き。年パスがあった頃にはご飯だけのために入園していたこともあるそう。また、車も大好きで、マイカーは小さいけどパワフルなイギリス仕様。週末はそれに乗って色々なところにでかけられているそうです。 |
小林さんプロフィール
― 今日は、公式ブログでカフェ場を紹介するということで、小林店長にお話を聞かせていただきます。
よろしくお願いいたします。インタビューなんて緊張しますよね?
はい、インタビュー初めてなので、緊張しています(笑)
― 早速ですが、カフェ場の特徴について教えてください
実際に店内でパンを焼いているというところが、1番良いところだと思います。
コンビニとは全然違って、きちんと発酵させたものを手作りで焼いていますので、そこがすごく良いところだと思っています。
厨房のようす
― ドリンクについてはどうでしょうか?
ドリンクについても、お店によってはボタンをピッと押すだけでラテがでてくる機械を導入する会社も多いなか、当店はドリップやエスプレッソなど、コーヒーはすべて豆から挽くところから行っていますので、本格的なものを出せている店舗になっています。
また、先日から新しく、「プレミアムコーヒー」というものをスタートしました。日清紡マイクロデバイス様専用のブレンド豆(通称NISDブレンド)を社員様むけに試飲会を実施して作成しました。こちらは注文を受けてから、その豆を挽いて一杯ごとに淹れるという特別感のあるコーヒーになっています。
エスプレッソ抽出中 | プレミアムコーヒーと専用ミル |
― パンの新作は、誰がどういうタイミングで考えられているんですか?
弊社(コンパス)のほうでベーカリー部門があるので、会社としての新しいパンを毎月考えて、店舗にそれが降りてくるといいますか。
こういったパンを今月、来月はやりましょう、といったところです。
また、生地の仕入れ先からも色んな新作のアプローチがあります。
― それは、レシピが届くのですか?
そうです。レシピが届きます。例えば、「6月はフルーツに特化したこういうパンを考えてますがどうですか?」のような提案が来たりします。
そしてその中から、お客様が好まれるようなものを、私がピックアップして、それを実施するために試作・試食をしています。
― 既存のレシピをアレンジすることもありますか?
はい、あります。簡単な例で言うとドッグみたいなパンですね。何かをはさむようなパンですと、例えば中にはさむものを変えてみようとか。
あとは、普通の丸いパンを渦巻いてみようと形を変えてみたりですかね。
― パンづくりをするうえで大変なことは?
やはり、お客様に飽きられないお店づくりというのは常に意識してきました。パンのアレンジだったり、取引する会社を増やしたり、とかです。
あとはドリンクの中でも、通常ドリンクのほかに定期的にイベントドリンクという形で、目新しいというか、普段ないドリンクを出すことで、お客様に飽きられずに継続して来ていただく、というところが大変というか、常に気にしていることではあります。
― 1日にだいたいどれくらいの数が売れますか?
今は平均すると80個くらい焼いていて、種類が14~5種類くらいですかね。
金曜日になると、お客様は少ないのですが、パンは金曜日が1番売れまして、おそらく土日用にまとめて買われているという方もいらっしゃるので、そのときだと95個とかそれくらいは準備していますね。
― 土日用のパンを会社で買って帰るって、すごく人気なのですね。天気とかはあまり関係ないですか?
天気も関係あります。やっぱり暑くなると水分持っていかれるので、なるべくさわやかなパンだとか、のど越しの良いクリームが入ったものだとかを意識しながら選ぶようにしています。1番いい気候なのは春と秋ですね。
― カフェ利用者が多い時間帯は?
1番多いのは12時前後~13時くらいまでのお昼休みの時間帯ですね。つぎに朝の出勤前、あとはおやつ休憩の15時前後くらいですね。
― パンの焼きたてが並ぶ時間帯は?
7時半から9時半くらいまでに色々な種類の焼きたてのパンが順番に並ぶ形ですね。
モノによっては冷ますものもあります。例えば、焼き上がりに粉砂糖をかけるものとかは、熱々だと溶けてしまうので、1度冷めるまで待つこともあります。
― 飽きさせないメニューづくり、店内で焼いたパン、オリジナルドリンクなど、わたしたち従業員のことを第一に考えながら日々運営されているということを知って、ありがたい気持ちでいっぱいです。本日はお忙しいなかどうもありがとうございました
こちらこそ、ありがとうございました。
みんなが気になる、人気メニューランキング!
ここで、カフェの人気メニューのランキングを紹介したいと思います。
パン | ドリンク | |||
1位 | アップルパイ リンゴを大胆に半分使用した自慢の一品です。バージョン別でクリームチーズを使用したものもあります。 |
ドリップコーヒー 当社オリジナルの豆を使用したドリップコーヒーです。 |
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2位 | 海老名メロンパン 海老名サービスエリアで有名な、一日の販売個数でギネスを取ったこともあるメロンパンです。 |
カフェラテ しっかりとしたエスプレッソにミルクの相性がバッチリです。ホットでは特製のステンシルもお楽しみいただけます。 |
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3位 | チョコフランス チョコがゴロゴロと入り、端はカリッ、中はふわっとしたとしたパンです。 |
アールグレイ スッキリとした爽やかな香りは、アイスティーでも人気です。 |
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4位 | じゅわっとチーズのフランスパン 文字どおり、じゅわっとチーズが広がる人気のパンです。 |
アメリカーノ 濃いめが苦手な方に人気の、飲みやすいコーヒーです。 |
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5位 | はちみつバターパン 食べる前からはちみつが香り、食べるとはちみつバターがじゅわっと出てきます。 |
ソイラテ 豆乳を使用したラテです。健康志向の方に人気です。(写真はカフェラテで記載の特製ステンシルあり) |
補足情報(2023年6月情報)
実は、過去にアップルパイより人気のパンがありました。それはあんバター塩パン。ただ、終売になってしまいました。復活を望みたいですね。
また、ドリンクでは、7月からレギュラーメニューに新しく「ロイヤルミルクティ」「チャイラテ」が仲間入りする予定だそうです。こちらも楽しみですね。
ここで、おすすめプチ情報!
小林店長のインタビューにもありましたが、カフェ場の利用者が1番多いのは、15時のおやつ休憩タイム。
カフェ場で軽く休憩をして、隣のコンビニでおやつ用にチョコレートのお菓子を買ったら事務所に戻って、仕事再開という人もいます。
ただ、パンを食べたいならやっぱり、オープンの7時半から、9時半くらいまでのモーニングの時間帯がおすすめ!
というのも、どのパンも人気なのでお昼にはほとんど売り切れ状態になってしまいます。
・・・でも実は、カフェ場ではパンの予約ができるのです。なので、事前に予約しておくと取り置きしていただけます!
最後に
今回のコラム、いかがだったでしょうか?
インタビュー中、それも特に、パンづくり(厨房)の現場を取材中には、焼きたてパンの良いにおいに、取材陣のお腹がグーグー鳴っていました(汗)
他事業所から出張で来られる従業員からも「川越事業所はカフェがあっていいなあ~」と声が多数聞かれるほど、素敵な店長と素敵なスタッフが運営されている、日清紡マイクロデバイス内の自慢のカフェです。
みなさまも、川越事業所に来社された際には、ぜひカフェ場にお立ち寄りください!・・・あ、ちなみに当社に入社されたら通い放題なのでぜひ、そちらもぜひご検討ください(笑)
今回のカフェもそうですが、当社は福利厚生が充実しているので、次回以降、各事業所の活動も含めて紹介したいと思います。
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