今回が微細化シリーズの最終回になります。最終回はアナログ回路の微細化についてお話しします。
今回が微細化シリーズの最終回になります。最終回はアナログ回路の微細化についてお話しします。
前回はスケーリング則に則った微細化がデジタル回路に大きなメリットをもたらすというお話をしましたが、今回は、そんなうまい話が永遠に続くことはない、というお話です。
半導体の微細化関連の最後のトピックとして、少し専門的かつ理論的なお話をしておきたいと思います。できるだけわかりやすく説明したいと思いますので、専門的な知識のない方も少しお付き合いください。
ここまで半導体の微細化について説明する中で、半導体デバイスという言葉を繰り返し使ってきましたが、デバイスに関する説明をしていませんでした。今回は半導体デバイスについて少し詳しく説明したいと思います。
前回(第4回)は半導体産業立ち上げ時期(~1970年代前半)のお話をしましたが、今回は現在に時を戻し最先端微細プロセスのビジネス関連の話をしましょう。
第2回と第3回では、半導体の微細化の技術面を見てきました。第4回目の今回は、ビジネス面を見ることにしましょう。
半導体の微細化に関して、第1回では半導体の大きなトレンドであるムーアの法則と微細化について第2回では半導体プロセスと微細化のキープロセスであるリソグラフィについて説明しました。今回は、実際に微細化がどのように進んできたのかをお話ししましょう。
はじめまして、今回ブログの執筆をさせていただくことになりました日清紡マイクロデバイス※(株)の吉田と申します。半導体に関する話を中心に、関連するトピックスも交えて、初心者にもわかるように書いていく予定です。まずは、半導体業界の大きなトレンドの話から始めたいと思います。※:旧リコー電子デバイス
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